円安時代の資産防衛術|外貨建て資産を持つべき理由

カネチです。

「円安」って最近ニュースでよく聞きますよね。でも、正直なところ「自分の生活にどう影響するの?」って思っている人も多いんじゃないでしょうか。

僕もそうでした。2022年に1ドル=150円を超えたとき、「まあ海外旅行に行かないし関係ないかな」と思っていたんです。でも、スーパーでいつも買っていた輸入チーズが200円も値上がりしていたのを見て、ようやく「これ、自分の財布に直結してるんだ」と気づきました。

今回は、円安時代に自分の資産をどう守るか、そして外貨建て資産を持つメリットについて、僕の実体験を交えながらお話しします。

目次

そもそも円安とは?僕たちの生活への影響

円安とは、簡単に言うと「日本円の価値が下がること」です。たとえば1ドル=100円だったのが1ドル=150円になると、同じ1ドルの商品を買うのに50円余分に払う必要があります。

「50円くらいなら大したことない」と思うかもしれません。でも、これが食品、ガソリン、電気代、日用品と生活のあらゆる場面に波及するんです。

実際、2022年から2024年にかけての円安で、僕の家庭の食費は月に約8,000円増えました。年間にすると約96,000円。これ、夫婦で温泉旅行1回分くらいの金額ですよ。「円安なんて関係ない」なんて、とても言えない金額ですよね。

円安が進む背景

円安が進む主な原因は、日本とアメリカの金利差です。アメリカが金利を上げているのに対し、日本は長らく低金利政策を続けてきました。投資家の立場で考えると「金利の高いドルで運用した方が得」となるので、円を売ってドルを買う動きが強まり、円安が進みます。

2026年現在、日銀も少しずつ金利を上げ始めていますが、アメリカとの金利差はまだ大きい状態です。つまり、すぐに円高に戻る可能性は低いと見られています。

外貨建て資産を持つべき3つの理由

では、この円安時代にどうすればいいか。僕がたどり着いた答えの一つが「外貨建て資産を持つこと」です。

理由1:円の価値下落リスクを分散できる

資産を全て日本円だけで持っていると、円安が進むほど実質的な資産価値が目減りします。たとえば貯金が500万円あっても、円の価値が20%下がれば、実質的な購買力は400万円分しかありません。

外貨建て資産を持っていれば、円安のときはその資産の円換算額が増えます。つまり、円安による損失をカバーできるわけです。これを「通貨分散」と言います。卵を一つのカゴに盛るな、という投資の基本ですね。

理由2:海外の成長を取り込める

日本のGDP成長率はここ数年1%前後。一方、アメリカは2~3%、新興国はさらに高い成長率を記録しています。外貨建て資産を持つことで、海外の経済成長の恩恵を受けることができます。

僕が積み立てているS&P500のインデックスファンドは、過去10年の平均リターンが年約10%。日本の定期預金が年0.1%程度であることを考えると、その差は歴然ですよね。

理由3:為替差益も狙える

1ドル=100円のときにドル資産を買って、1ドル=150円のときに売れば、為替差益だけで50%の利益です。もちろん逆もあり得ますが、長期で見ると円安トレンドが続く限り、外貨建て資産を持っているだけで為替差益が発生します。

初心者でもできる外貨建て資産の持ち方4選

「外貨建て資産って、なんだか難しそう」と思いますよね。僕も最初はそう感じました。でも、実は初心者でも始めやすい方法がいくつかあります。

方法1:外貨建てインデックスファンド

最も手軽なのが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)などの投資信託。これらは中身がドル建ての資産なので、実質的に外貨建て資産を持っていることになります。

僕はNISAの積立投資枠で毎月3万円をS&P500に積み立てています。証券口座を開設して自動積立を設定するだけなので、一度設定すれば何もしなくてOK。コーヒー1杯分(約150円)の手間で、世界経済の成長に乗れるんです。

方法2:外貨預金

ネット銀行を使えば、米ドル普通預金が手軽に始められます。住信SBIネット銀行なら為替手数料が1ドルあたり6銭と格安。1万円からでもドルに替えられます。

ただし注意点もあります。外貨預金は預金保険の対象外なんです。僕は最初これを知らずに「銀行預金だから安全」と思い込んでいました。預金保険の対象外ということは、万が一銀行が破綻しても保護されないということ。だから、あくまで資産の一部にとどめておくのが無難です。

方法3:米国ETF

少し慣れてきたら、VTI(全米株式ETF)やVOO(S&P500 ETF)などの米国ETFもおすすめです。投資信託より信託報酬が安い(年0.03%程度)のがメリット。

デメリットは、ドルで購入する必要があるので為替手数料がかかることと、確定申告で外国税額控除の手続きが必要なこと。僕はこれを知らずに初年度の確定申告で慌てた経験があります。でも一度やってしまえば、翌年からはコピペでいけるので大丈夫ですよ。

方法4:外貨建てMMF

外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)は、短期の外貨運用に向いています。米ドル建てMMFなら年利4%前後(2026年4月時点)で運用でき、外貨預金より利回りが高いケースもあります。いつでも解約できるので、為替のタイミングを見て換金したい人に向いています。

僕の失敗談:外貨建て資産で焦って損した話

偉そうに解説していますが、僕も外貨建て資産で失敗したことがあります。

2023年、1ドル=145円のときに「もっと円安が進むはず」と思って、ボーナス30万円を一気に米ドルに替えました。ところがその直後、日銀の政策修正で一時的に1ドル=130円まで円高が進行。30万円が約27万円になり、約3万円の含み損を抱えました。

焦った僕は「これ以上損したくない」と130円のタイミングでドルを円に戻してしまったんです。結果、3万円の損失が確定。その後、再び円安が進んで150円を超えたのを見たときは、正直泣きたくなりました。

この経験から学んだのは「一括で大金を突っ込まない」「短期の値動きで売買しない」ということ。外貨建て資産は、毎月コツコツ積み立てるのが正解だと身をもって実感しました。

円安時代の資産防衛、具体的なポートフォリオ例

最後に、僕が実践している資産配分を紹介します。あくまで一例ですが、参考になれば幸いです。

  • 日本円の預金:生活費6ヶ月分(約180万円)。これは絶対に守る生活防衛資金
  • NISA(S&P500積立):毎月3万円。長期の資産形成が目的
  • 米国ETF(VTI):ボーナス時に10万円ずつ。ドル建て資産の積み増し
  • iDeCo:毎月2.3万円(全世界株式)。老後資金と節税を兼ねて

ポイントは、全体の40~50%を外貨建て資産にしていること。これで円安が進んでも、資産全体への影響を抑えられます。逆に円高になったら、日本円の預金部分の価値が相対的に上がるので、バランスが取れるわけです。

まとめ:円安時代は「通貨の分散」で資産を守ろう

今回のポイントをまとめます。

  • 円安は食費や光熱費など生活費全体に影響する
  • 資産を日本円だけで持つのはリスク(通貨の集中投資になる)
  • 外貨建て資産で通貨分散すれば、円安リスクをカバーできる
  • 初心者はインデックスファンド(S&P500やオルカン)の積立から始めるのがおすすめ
  • 一括投入はNG、毎月コツコツが正解

僕のように焦って一括投入して損する前に、まずは月1万円からでも積立を始めてみてください。缶ビール3本分くらいの金額で、世界経済の成長と通貨分散の両方が手に入ります。

一緒に円安時代を乗り越えていきましょう。最後まで読んでいただきありがとうございます。

📌 免責事項

本記事は運営者カネチの個人的な経験・調査・見解に基づく情報提供を目的とするものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資・税務・保険等に関する重要な意思決定は、必ずご自身の責任において、ファイナンシャル・プランナーや税理士等の専門家にご相談のうえご判断ください。掲載情報は執筆時点のものであり、最新情報と異なる場合があります。

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この記事を書いた人

38歳の現役 IT サラリーマン。妻と子ども1人の3人家族。
22歳で投資を始めるも、初月でマイナス30万円という痛い失敗を経験。
その後、失敗から学んだ金融知識を、ブログで発信中。
失敗経験を活かし、読者と一緒に「賢いお金の使い方」を探求しています。

詳細プロフィール:https://kanechi.site/profile/

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