カネチです。
「投資信託が良さそうだけど、どれを選べばいいの?」という疑問を持っている方は非常に多いです。実際、投資信託の商品数は国内だけで6,000本以上あります。その中から正しく選ぶ方法を知らないと、手数料だけで大きな損をしてしまいます。
僕も最初は何も知らずに銀行で勧められた投資信託を購入し、後で手数料が高すぎることに気づいて後悔しました。今日は、初心者でも確実に良い投資信託を選べる5つのポイントを解説します。
ポイント1:信託報酬(手数料)は0.5%以下を選ぶ
投資信託を選ぶ際の最重要ポイントは「信託報酬(年間手数料)の低さ」です。信託報酬とは、毎年自動的に差し引かれる運用管理費のことです。1%と0.1%では、30年後に数百万円の差が生まれます。
具体的に計算してみましょう。毎月3万円を30年間積立(年利7%想定)した場合、信託報酬0.1%では資産約3,524万円、信託報酬1.0%では資産約3,128万円になります。手数料0.9%の差が396万円の差を生み出します。コーヒー換算で26,400杯分の差です。
おすすめの低コスト投資信託を紹介します。eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は信託報酬0.05775%、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は0.09372%、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは0.0938%で、これらが業界最安水準のファンドです。

ポイント2:純資産総額100億円以上を選ぶ
純資産総額とは、そのファンドに集まっているお金の総額です。これが小さいファンドには2つのリスクがあります。1つ目は「繰上償還リスク」。運用資金が少なくなりすぎると、ファンドが途中で強制終了(繰上償還)されることがあります。2つ目は「流動性リスク」。売りたいときにすぐ売れない可能性があります。
eMAXIS Slim S&P500の純資産総額は2026年現在で約5兆円超えと巨大です。これだけの規模があれば、繰上償還のリスクはほぼゼロです。安心して長期保有できます。選ぶ基準として「純資産総額100億円以上」を最低ラインとしましょう。
ポイント3:5年以上の運用実績を確認する
「最近できたファンドで急に好成績」という商品には注意が必要です。設定後1〜2年の成績だけでは、ファンドの実力を評価できません。市場が好況のときはどんなファンドでも成績が上がります。重要なのは「市場が暴落したとき(リーマンショックやコロナショックなど)にどれだけ守れたか」です。
最低5年、できれば10年以上の運用実績を確認してから購入しましょう。eMAXIS Slimシリーズは2018年設立で約8年の実績があり、各市場局面での対応も確認できます。
ポイント4:インデックスファンドを選ぶ(アクティブファンドを避ける)
投資信託には大きく2種類あります。インデックスファンドは日経平均やS&P500などの指数に連動するファンドです。アクティブファンドはファンドマネージャーが銘柄を選んで市場平均を超えるリターンを目指すファンドです。
実は、長期では8割以上のアクティブファンドがインデックスファンドの成績を下回ります(S&Pダウ・ジョーンズ社のSPIVAレポートより)。アクティブファンドは信託報酬も高い(年1〜2%が多い)ため、その高コストを上回る成績を出すのが難しいんです。初心者は「インデックスファンド一択」と覚えてください。

ポイント5:購入時手数料(ノーロード)を確認する
投資信託には「購入時手数料(販売手数料)」がかかる商品があります。例えば、100万円の投資信託を購入時に3%の手数料がかかると、最初から3万円が引かれてしまいます。
これを避けるには「ノーロード(購入時手数料0円)」の商品を選びましょう。SBI証券・楽天証券・マネックス証券などのネット証券では、人気のインデックスファンドはほぼすべてノーロードで購入できます。銀行の窓口では同じファンドでも手数料を取られることがあります。必ずネット証券で購入しましょう。
投資信託を選ぶ際のNGパターン
最後に、投資信託選びで避けるべきNGパターンをお伝えします。まず「銀行の窓口で勧められたファンドを何も考えずに購入する」はNGです。銀行が勧める商品は、銀行の手数料収入が高い(顧客にとって不利な)商品が多い傾向があります。次に「最近の成績だけで選ぶ」もNGです。昨年トップのファンドが今年もトップとは限りません。長期実績を確認しましょう。そして「テーマ型ファンド(AI特化・ESG特化など)を選ぶ」も初心者にはNGです。テーマ型ファンドは設定時にブームがあっても、長期では市場平均に負けることが多いです。
まとめ:迷ったら「eMAXIS Slim」シリーズを選べ
投資信託選びの5つのポイントを実践すると、自然と「eMAXIS Slim」シリーズが候補に上がります。低コスト、大規模、長期実績あり、インデックス型、ノーロード。すべての条件を満たしているのがこのシリーズです。S&P500かオルカンかで迷っているなら、両方を50%ずつ積み立てるのもアリです。とにかく「始めること」が最重要。迷っている間も時間は過ぎていきます。今日から第一歩を踏み出しましょう。一緒にがんばりましょう!
実際にeMAXIS Slim S&P500を購入する手順
「じゃあ実際にどうやって買えばいいの?」という方のために、SBI証券でeMAXIS Slim S&P500を購入する手順をお伝えします。まずSBI証券の公式サイトにアクセスして、口座開設ページから必要事項を入力します。マイナンバーカードと本人確認書類が必要です。口座開設完了後、NISA口座の申請も同時に行いましょう。口座が開設されたら、画面上部の「投資信託」タブをクリックします。検索窓に「eMAXIS Slim 米国株式」と入力すると商品が表示されます。商品をクリックして「積立注文」または「通常注文」から金額を設定します。NISA(つみたて投資枠)を選択することを忘れずに。毎月の積立日と金額を入力して完了です。設定後は毎月自動で積み立てられます。最初に設定する手間は10分程度です。その10分が将来の資産を大きく変えます。
投資信託の保有中に注意すべき3つのこと
投資信託を購入した後に注意すべき点も確認しておきましょう。まず1点目として、暴落しても「売らない」ことです。投資信託の最大の敵は「急落したときに慌てて売ること」です。長期投資を前提にしている場合、一時的な暴落は「安く買える機会」と捉えましょう。歴史的に見て、暴落後は必ず回復しています。2点目として、毎月のチェックは「月1回」だけにすることです。毎日価格を確認すると、小さな値動きに感情が動かされてしまいます。月1回程度の確認で十分です。3点目として、「リバランス」を年1回行うことです。S&P500とオルカンを50:50で保有している場合、1年後に片方が大きく値上がりして70:30になることがあります。そのときは売買してバランスを元に戻す「リバランス」を実施しましょう。これにより、過度な集中リスクを防げます。
📌 免責事項
本記事は運営者カネチの個人的な経験・調査・見解に基づく情報提供を目的とするものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資・税務・保険等に関する重要な意思決定は、必ずご自身の責任において、ファイナンシャル・プランナーや税理士等の専門家にご相談のうえご判断ください。掲載情報は執筆時点のものであり、最新情報と異なる場合があります。
