カネチです。
「金(ゴールド)に投資するって、なんかお金持ちがやることでしょ?」って思っていませんか。僕も以前はそう思っていました。金の延べ棒を金庫に入れている資産家のイメージが強くて、自分には関係ないと思い込んでいたんです。
でも、実は今の時代こそ金投資を考えるべきタイミングかもしれません。円安、インフレ、地政学リスクと不安要素が増える中で、金は「守りの資産」として注目されています。僕が実際に始めてみて感じたメリットとデメリット、そして具体的な買い方を紹介します。
なぜ今、金投資が注目されているのか
金の価格は2020年以降、右肩上がりで上昇を続けています。2020年には1グラム約6,000円だったのが、2026年現在は1グラム約14,000円を超える水準まで上がりました。約2.3倍です。
なぜこんなに上がっているのか。主な理由は3つあります。
理由1:世界的なインフレ
インフレが進むと、お金の価値が下がります。100円で買えていたものが150円になる。そういう状況では、お金そのものよりも「モノ」の価値が上がります。金は実物資産なので、インフレに強いんです。
実際、僕がスーパーで買い物をするたびに「また値上がりしてる」と感じる回数が増えました。卵が1パック300円を超えた日には、「インフレって本当に実感するものなんだな」と痛感しました。
理由2:地政学リスクの高まり
世界情勢が不安定になると、投資家は「安全資産」に資金を移します。金は何千年もの歴史がある普遍的な価値を持つ資産。国が破綻しても、通貨が暴落しても、金の価値はなくなりません。これが「有事の金」と呼ばれる理由です。
理由3:各国の中央銀行が金を買い増している
中国やインドなど新興国の中央銀行が、外貨準備として金を大量に購入しています。2022年以降、中央銀行の金購入量は過去最高水準。国レベルで「金は持っておくべき」と判断しているわけです。
金投資のメリット
メリット1:インフレヘッジになる
先ほども触れましたが、金はインフレに強い資産です。お金の価値が下がっても、金の価格は上がる傾向があるので、資産の目減りを防げます。僕の場合、資産の10%を金に配分することで、インフレに対する心理的な安心感が得られています。
メリット2:株式市場と逆の動きをしやすい
株価が暴落すると、金の価格は上がりやすい傾向があります。2020年のコロナショックや2022年の利上げ局面でも、株が下がったときに金は上昇しました。ポートフォリオに金を入れておくと、株の暴落時のクッションになるんです。
僕が投資デビューした22歳のとき、いきなりマイナス30万円を経験しました。あのとき金を持っていれば、精神的にもう少し楽だったかもしれません。
メリット3:世界共通の資産
金は世界中どこでも価値が認められています。日本円の価値が下がっても、金は国際価格で取引されるので、通貨リスクの分散にもなります。
金投資のデメリット
デメリット1:配当や利息がない
株式なら配当金、債券なら利息がもらえますが、金を持っているだけでは何も生まれません。これは金投資の最大のデメリットです。値上がり益だけが利益になるので、「持っているだけでお金が増える」ことはありません。
デメリット2:価格変動がある
金も値動きがあります。短期的には10~20%程度の下落も普通に起こります。「安全資産」とはいえ、絶対に損しないわけではありません。
デメリット3:保管コストがかかる場合がある
現物の金を買う場合、保管場所や保険が必要です。ただし、後で紹介する投資信託やETFなら、この問題は解消できます。
初心者におすすめの金の買い方4選
方法1:金の投資信託(最も手軽)
証券口座があれば100円から買えます。おすすめは「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド」(信託報酬 年0.1838%)。NISAの成長投資枠でも購入可能です。僕はこれを月5,000円ずつ積み立てています。
方法2:金ETF
東証に上場している「SPDRゴールド・シェアーズ(1326)」や「純金上場信託(1540)」が代表的。株と同じようにリアルタイムで売買できるのがメリットです。1口数千円から買えるので、まとまった資金がなくてもOKです。
方法3:純金積立
田中貴金属や三菱マテリアルなどが提供している純金積立サービス。毎月3,000円から自動で金を買い付けてくれます。ドルコスト平均法が自動的に適用されるので、高値掴みのリスクを抑えられます。
方法4:金貨・金地金(現物)
実際に金のコインや地金を購入する方法。手に取れる安心感がありますが、購入時にスプレッド(売値と買値の差)が大きいのと、保管の手間がかかるのがデメリット。個人的には、初心者にはあまりおすすめしません。
僕の金投資の失敗談
金投資でも僕はやらかしています。2024年、金価格が急上昇しているのを見て「今買わないと乗り遅れる」と焦り、一度に15万円分の金ETFを購入しました。
ところがその直後、一時的に金価格が5%下落。15万円が約14万2,500円に。「安全資産なのに下がるの?」と動揺して、すぐに売ってしまいました。結果、約7,500円の損失。
その後、金価格はまた上昇して、売らなければプラスになっていたんです。株式投資のときと全く同じ失敗をしていることに気づいて、自分の学習能力のなさに笑ってしまいました。教訓は同じ。「焦って買わない」「焦って売らない」です。
金はポートフォリオの何%が適切?
一般的には、資産全体の5~15%程度が推奨されています。僕は現在約10%を金に配分しています。
- 株式(インデックスファンド):60%
- 債券:15%
- 金:10%
- 現金:15%
金の比率を増やしすぎると、配当も利息もないので資産の成長スピードが落ちます。あくまで「守り」の資産として、メインは株式投資にしておくのがバランスとしては良いと思います。
金投資を始める前に知っておきたい税金の話
金投資で利益が出たら、もちろん税金がかかります。これを知らずに「全額もらえる」と思っていると、確定申告のときにびっくりすることになります。僕も最初は全く考えていなくて、後から慌てて調べました。
投資信託・ETFの場合
金の投資信託やETFで得た利益には、株式と同じく約20%(20.315%)の税金がかかります。ただし、NISA口座で購入した場合は非課税。だから僕は金の投資信託をNISAの成長投資枠で買っています。この選択で、将来の利益にかかる税金がゼロになるのは大きいですよね。
純金積立・現物の場合
純金積立や金地金を売却した場合は「譲渡所得」として課税されます。保有期間が5年以下なら短期譲渡所得、5年超なら長期譲渡所得。長期の方が税金が半額になるので、金の現物は5年以上持つのが税金面ではお得です。
ちなみに年間50万円までの譲渡益は特別控除として非課税になります。少額で金投資をしている人なら、この控除枠に収まることも多いですよ。
まとめ
今回のポイントをまとめます。
- 金投資は「お金持ちのもの」ではない。100円から始められる
- インフレ対策、株の暴落時のクッションとして有効
- 初心者は金の投資信託か金ETFから始めるのがおすすめ
- 配当や利息はないので、資産全体の5~15%程度に抑える
- 一括購入より積立がリスクを抑えられる
「今からでも遅くない?」という質問への答えは「遅くない」です。ただし、焦って一気に買うと僕のように損します。まずは月3,000~5,000円の少額から、コツコツ積み立ててみてください。
一緒に学びながら進めていきましょう。最後まで読んでいただきありがとうございます。
📌 免責事項
本記事は運営者カネチの個人的な経験・調査・見解に基づく情報提供を目的とするものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資・税務・保険等に関する重要な意思決定は、必ずご自身の責任において、ファイナンシャル・プランナーや税理士等の専門家にご相談のうえご判断ください。掲載情報は執筆時点のものであり、最新情報と異なる場合があります。
