ETFと投資信託の違いとは?初心者向けメリット・デメリット比較とおすすめの選び方

カネチです。

「ETF」と「投資信託」、どちらも「たくさんの株に分散投資できる商品」ですが、実は大きな違いがあります。この違いを理解せずに選ぶと、手数料で損したり、使い勝手の悪さで積立が続かなくなったりします。

今日は、ETFと投資信託の違いを徹底解説します。結論から言うと「初心者は投資信託から始めて、資金が増えたらETFを検討」が最適解です。

目次

ETFとは?基本から理解しよう

ETF(Exchange Traded Fund)は「上場投資信託」と訳されます。株式市場に上場しており、株と同じように取引時間中いつでも売買できる投資信託です。

代表的なETFはこちらです。VOO(バンガード・S&P500 ETF)は信託報酬0.03%という超低コスト。VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケット ETF)は米国全体に幅広く投資できます。VYM(バンガード・高配当株式ETF)は安定した高配当銘柄に投資できます。

株式市場のトレーディング画面
ETFは株と同じように市場で売買でき、リアルタイムで価格を確認できます

投資信託とは?ETFとの違いは何か

投資信託は、証券会社や銀行の窓口を通じて購入できる金融商品です。ETFとの最大の違いは「1日1回だけ価格が決まる」点です。市場が閉まった後に基準価額(NAV)が計算され、翌日以降に取引が反映されます。

代表的な投資信託はこちらです。eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は信託報酬0.05775%。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は信託報酬0.09372%。楽天・全米株式インデックスは信託報酬0.162%程度。これらは日本の投資信託の中で最安水準のコストです。

投資信託の大きなメリットは「100円から積立できること」です。少額から始められるため、新社会人や投資初心者にとって使いやすい商品です。

ETFと投資信託の7つの比較ポイント

1. 最低購入金額:ETFは数千円〜数万円(1口単位)、投資信託は100円〜。少額から始めるなら投資信託が優利です。

2. 売買タイミング:ETFは取引時間中いつでも、投資信託は1日1回の基準価額で翌日以降に反映。積立向きは投資信託です。

3. 手数料(信託報酬):ETFは0.03〜0.20%程度、投資信託は0.05〜1.0%程度。超長期保有なら米国ETFの方がわずかに有利な場合もあります。

4. 自動積立:ETFは原則できない(一部証券会社で対応)、投資信託は毎月自動積立が標準。継続投資には投資信託が便利です。

5. 為替手数料:海外ETFは円→外貨への両替コストが発生。投資信託(円建て)は不要。為替コストを考えると国内投資信託の方がトータルで安い場合も。

6. 分配金の再投資:ETFは分配金を手動で再投資(手間がかかる)、投資信託(分配金なしタイプ)は自動で複利運用。複利効果を最大化するなら投資信託が有利です。

7. NISAとの相性:どちらもNISA対象。ただしNISAのつみたて投資枠は低コスト投資信託が多く選ばれます。

金融レポートを確認する日本人投資家
ETFと投資信託の違いを理解することで、自分に合った投資スタイルを選べます

結局、初心者はどちらを選ぶべきか

結論です。初心者は「投資信託から始める」ことをおすすめします。理由はシンプルです。少額(100円〜)で始められる、自動積立ができて継続しやすい、NISAのつみたて投資枠に対応した低コスト商品が豊富にある、の3点です。

一方、ETFをおすすめするのは次のような方です。資産が300万円以上になり、より低コストで運用したい。海外ETF(VOO、VTI)の超低コスト(0.03%)を活用したい。配当金を受け取って、定期的なキャッシュフローを楽しみたい。

最初から完璧な選択をする必要はありません。まず投資信託で積立を始めて、投資への理解が深まったらETFも検討する。そのステップアップが、長期投資の成功につながります。一緒にがんばりましょう!

投資信託とETFの手数料を徹底比較:30年後の差は?

ETFと投資信託の手数料の差は一見わずかに思えますが、30年間の積立投資では大きな差が生まれます。実際に計算してみましょう。

毎月3万円を年利7%で30年間積み立てた場合を比較します。信託報酬0.03%(海外ETF VOO相当)では最終資産約3,560万円。信託報酬0.1%(国内低コスト投資信託 eMAXIS Slim相当)では約3,530万円。信託報酬1.0%(アクティブファンド相当)では約3,130万円。

0.03%と0.1%の差は約30万円。一方、0.1%と1.0%の差は約400万円。つまり、アクティブファンド(信託報酬1%以上)さえ避ければ、ETFと投資信託の差は意外と小さいんです。重要なのは「低コスト商品(信託報酬0.3%以下)を選ぶこと」です。この基準を守れば、ETFでも投資信託でも長期的に十分なリターンが期待できます。

SBI証券・楽天証券でのETFと投資信託の購入方法

SBI証券で投資信託を購入する手順をご説明します。まずSBI証券のサイトにログインして、「投資信託」メニューから「eMAXIS Slim全世界株式」などで検索します。目的のファンドを見つけたら「積立設定」ボタンから毎月の積立額と引き落とし日を設定。NISAつみたて投資枠を選択すれば非課税での積立が開始されます。一度設定すれば毎月自動で積み立てられ、再設定不要です。

楽天証券では楽天カードで積立すると100円につき1ポイントが貯まります(上限月5万円)。毎月5万円積立すれば年間6,000ポイント、約6,000円分の楽天ポイントが得られます。この「ポイント分の実質リターン」も考えると、楽天証券×楽天カード積立は非常にお得な組み合わせです。

どちらの証券会社も口座開設は無料です。既に口座をお持ちの証券会社で投資信託を始めてみましょう。証券会社をわざわざ変える必要はありません。まず「始めること」が最優先です。一緒にがんばりましょう!

よくある疑問:ETFと投資信託、NISAではどちらがお得?

「NISAではETFと投資信託どちらがお得ですか?」というご質問をよく受けます。結論から言うと、NISAのつみたて投資枠では低コスト投資信託の方が使いやすいです。理由は3つあります。まず、つみたて投資枠の対象商品に指定されている低コスト投資信託(eMAXIS Slimシリーズ等)は、金融庁が厳選した信頼性の高い商品です。次に、自動積立機能があるため継続しやすいです。そして、100円から始められるため少額でも積立できます。一方、NISAの成長投資枠では国内外のETFも購入可能です。資金が増えて積極的に運用したい方は、成長投資枠でETFを購入するという使い分けもできます。つみたて投資枠は低コスト投資信託、成長投資枠はETFや個別株というように枠を使い分けることで、NISAの非課税メリットを最大化できます。まずは少額の投資信託から始めて、少しずつ投資の世界を広げていきましょう。一緒にがんばりましょう!

ETFと投資信託の違いを理解したところで、次のステップは「実際に口座を開設して、1円でも投資を始めること」です。知識だけを積み重ねても、実際に動かないと資産は増えません。

僕の投資デビューは最悪のスタートでした

22歳で「株で儲けるぞ!」と意気込んで投資を始めたのですが、まさかの初月でマイナス30万円。当時の月収のほとんどが一瞬で消えました。

今思えば、ろくに調べもせずに「なんとなく上がりそう」という感覚だけで銘柄を選んでいたのが原因です。損切りという概念すら知らず、「いつか戻るだろう」と放置しているうちにどんどん悪化しました。

あの経験があったからこそ、今の僕があります。投資は「学んでから始める」が鉄則です。逆に言えば、きちんと学べば、初心者でもコツコツ資産を増やせます。

📌 免責事項

本記事は運営者カネチの個人的な経験・調査・見解に基づく情報提供を目的とするものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資・税務・保険等に関する重要な意思決定は、必ずご自身の責任において、ファイナンシャル・プランナーや税理士等の専門家にご相談のうえご判断ください。掲載情報は執筆時点のものであり、最新情報と異なる場合があります。

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この記事を書いた人

38歳の現役 IT サラリーマン。妻と子ども1人の3人家族。
22歳で投資を始めるも、初月でマイナス30万円という痛い失敗を経験。
その後、失敗から学んだ金融知識を、ブログで発信中。
失敗経験を活かし、読者と一緒に「賢いお金の使い方」を探求しています。

詳細プロフィール:https://kanechi.site/profile/

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